としぴょんは、小5から高3までの
8年間、聡明館に通って来た。
来た時には塾挑の胸くらいまでしかなかったのに、今では頭1つ分デカい!(笑)
大きく成長したもんだ!
体もそして心も。
としぴょんは勉強が嫌いだったなあ~
嫌いだからやらない、やらないから点数が取れない、だからドンドン嫌いになっていった。
そのとしぴょんも2010年、中2の時に、
忘れ物リスト(河原塾河原塾超作)に出会い、何とか、私立の推薦をもらい高校に進学。
ただ、ここからの勉強は中学校の時のそれとは、大きく変わっていった。
高校生の忘れ物リストを使い続け、彼はドンドン順位と点数を伸ばしていった。
そして、それを少しずつ彼の中に自信を生み、高校卒業後の進路を考えるまでに
なっていった。
高2のある日、塾挑が訊いた。
「将来、何になりたいの?」最初は中々答えなかった。何度が訊くうちに、
ようやく彼がボソッと言ったのは…
「介護福祉士…でも…」
そう、この「でも」が必ず最後につく。
「でも?何?」
「お前には無理だって言われる。」
「誰に?」
「親や高校の先生に…」
「で、自分は成りたい?成りたくないの?介護福祉士」
「成りたい!・・・・・・・・・・・でも」とすぐに下を向いてしまう。
「成りたきゃ成ればいいんだよ。自分の人生やりたいことやって生きていけばいいんだよ。」
としぴょんの顔が見る見る明るくなっていった。
そんなこんなで、
じゃあ、大学に行くのか、専門学校にするのか、
どんなところに介護福祉士になるためのコースがあるのか、
学校探し始まった。
としぴょんは、最終的に専門学校の介護福祉士になるためのコースへ進学した。
聡明館へも3月末日まで在籍、そして高校の復習をしっかり終わらせていった。
5月のある日、としぴょんが聡明館に来た。
「いや~塾挑、毎日忙しくって大変ですよ~、やってらんないすっよ!」
というその顔は、
5月の青空のような満面の笑顔だった。
彼は大学へは行かなかった。
それでも、後輩へのお手本になる、学ぶべき点の多い、高校生活&進学になった。
塾挑は間違いなくそう確信している。
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